松江祭鼕行列が10月20日に開催されます。
松江の秋の風物詩でもある祭りが、今年も新しいご縁を結びます
ぜひ城下町の風情とともにお楽しみください
なお、当日は交通規制がございます。ご注意ください。
また、会場周辺には駐車場がありませんので公共交通機関をご利用ください。
■松江祭 鼕行列 2024■
【鼕まつり】
※鼕行列より一足先に鼕を体感していただけるお祭り
10月5日 (土)19:00〜21:00 松江城大手前広場
【宵宮 (前夜祭)】
10 月19日(土)19:00〜21:00 松江城大手前広場・JR松江駅北口
【松江祭鼕行列】
10月20日 (日)集合12:00 出発13:30
松江城〜白潟天満宮
【お問合せ】
松江観光協会 0852-27-5843
詳しくは松江祭 鼕行列 2022PDFチラシまたは松江市鼕行列保存会ホームページでご確認ください。
鼕行列とは
出雲地方では太鼓のことを鼕 (どう) といいます。松江の鼕行列は、打ち面を上にむけた大きな鼕 (約 1.2 ~ 1.8 メートル) を据えた山車 (だし) 屋台を、鼕宮または鼕台といい、多数の老若男女が打ち鳴らしながら引き廻る祭りです。
その起源は、古来から行われていた正月行事「左義長」(さぎちょう)< とんど行事 >まで遡りますが、1607 年堀尾吉晴公により松江が開府されてから、城下では小正月に「とんど」行事に合わせ、「歳徳神」と記した額を先導に、歳徳神の宮 (神輿) を担ぎ、鼕・笛・チャンガラを囃し、五穀豊穣を願って町中を練り歩いていました。これは旧松江市及び旧八束郡以外の地域では見られない独特の形態であると言われています。
各町内には歳 (年) の初めに祀る神様で恵方に在る神様として有名な歳徳神 (としとくじん) の宮が祀ってあり、鼕宮 (鼕台) は、歳徳神の宮の仮宮として、白木社造りの宮宿を模して造られ、その正面には歳徳神額を掲げます。
現在の「鼕行列」は大正 4 年 (1915 年)、大正天皇即位の御大典の折、各町が屋根付きの鼕宮 (鼕台) を造り、11 月 15 日に 38 町内 55 台が市内を行列して祝ったことから始まります。
現在では、子どもが 30 ~ 40 人、大人が 20 ~ 30 人加わって引き手を担い、鼕の打ち手が交代しながら 20 ~ 30 人、笛が 6 ~ 8 人、チャンガラ (和楽器の金拍子・銅拍子) が 6 ~ 8 人、他 10 人の総勢約 100 人~ 130 人で練り歩き、雄大な打ち鳴らしが行われています。一家三世代、それぞれの担い手に分かれて参加する伝統行事です。